和ろうそくの原料は すべて自然由来です。
日本の材料を使い、すべて手作業で慈しまれて作られた和ろうそく。
大切な人におくるなら、人のぬくもりが感じられるものがいいと思うのです。
高澤ろうそくの「等伯」は 福岡県筑後で採れた櫨(はぜ)から作られています。
ウルシ科の櫨は、日本固有の植物で、櫨の実から採れるロウはジャパンワックスと呼ばれています。
沖縄から九州に渡り 品種改良されましたが、年々撮れる量も減ってきています。
櫨の採取から、ロウを取り、和ろうそくをつくる、すべての作業がひとつひとつ職人の手作業です。
この和ろうそくは 次の世代の為に作られた、「灯すためのろうそく」
和紙とイ草から作る芯は、しっかりとロウを吸い上げ、大きく揺らぐ炎をつくります。
「等伯」は、七尾が生んだ安土桃山時代の画家 長谷川等伯の名前です。
狩野派と並び 2大流派となった長谷川派の長として活躍しました。
千利休と交流があり、たくさんの水墨画を描いています。七尾の海岸沿いの松林を描いたと言われれる国宝「松林図屏風」もその一つです。