コロナの影響で、もともとのイベント・広告関係の衣装製作が すべてキャンセルになっています。
この春の時期だと モータースポーツのレースクィーン。展示会コンパニオン。街でのサンプリングコンパニオン。
仕事のために着用する衣装製作が 新年度に合わせて目白押しのはずでした。
私の長年の仕事ですが、こんなことは初めて。リーマンショックの時も何かしら仕事は動いていたもの。
3月の所沢の球場スタッフの追加ユニフォーム納品を最後に、すっかりワイツープランニング(衣装製作の会社)の仕事は停止中。
なので、この機会になかなか手に付かなかった「新作ドレス」を製作しています。
今回は、限定デザインのドレスをいくつか作ってまいります。どのデザインも1着~3着くらいしか製作しません。
「パール」がメインのドレス。「レース」の美しさを強調したドレス。
ベールやポーチなどもコーディネートを凝らしたドレス。
ワクワクしますね~~。
今までの光の庭のドレスは皇室の方がお召しになっているような「フォーマルドレス」を強く意識してデザインをしていましたが、今回のドレスは「華やかなドレス」を目指しています。
ウエディングドレスのような「華やかさ」。
作っていてもワクワクいたします。
コロナの影響で スタジオ撮影が難しい状況です。どのようにご紹介できるのか考え中ですが、もう少し待ってくださいね。
エンディングの情報サイト「SOBANI」
今回はエンディングドレスの取材という事で、「光の庭」が取材を受けました。
SOBANI
https://sobani.net/articles/ending-dress
今回は福岡の「さくらさくら」さんと、横浜の「光の庭」が取材されております。
エンディングドレスとは!!という、ドレスの説明と、各ブランドやデザイナーの紹介になって、幾つかのドレスも掲載されています。
まだまだ、ドレスの認知度は低く、このように紹介されるのは とてもうれしいです。
福岡の「さくらさくら」さんは、私がドレスの製作を始めたときには、すでに9年のキャリアを持っているブランドです。
葬祭関係の展示会で社長の中野さんを紹介して頂き、その後 福岡まで伺ってお話させていただきました。
「さくらさくら」のドレスはもちろんですが、和服のアレンジされた装束はとても素晴らしく、感激をいたしました。
当時、葬儀の世界で右も左もわからないまま、「ドレスを作る」ことに熱中して、展示会では販売の方法もわからず、途方に暮れているときに唯一お話が通じる人でした。
「みんな、ドレスを作り始めても1~2年で辞めちゃうけど、アナタなら大丈夫そうね!」と言われたことが 今でも強く心に残っています。
まだまだ、これからと思っています。まだ、大丈夫!!頑張りましょう。
お客様から頂いたメールを紹介いたします。
杉下さま
この度は大変ご丁寧にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
ドレスも帽子もハッとするような美しさで、お別れの悲しい時間をも美しい瞬間に変えていただきました。
今回はじめてエンディングドレスというものを知り、その存在が本人のみならず残された家族の心を深く支えてくれたことに感謝です。
杉下さまのお仕事にも大変感銘を受けました。
季節の変わり目ですので、どうかお体を大切にお過ごしくださいますように。
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とても嬉しいメールです。
お返事をさし上げたところ、折り返し 再びメールを頂きました。
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杉下さま
ご丁寧なメールをいただきまして、こちらこそ恐れ入ります。
ドレスと聞くと年配の方は躊躇されるかもしれませんが(仏教に熱心な84歳の叔母がそうでした)、実際にドレスを目にしたところ感動して拍手までしておりました。
一人でも多くの方に杉下さまの優しいドレスが届きますように。
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この方は、ドレスに帽子をコーディネートされて選ばれました。
ドレスのクリームがかった白の生地は ウエディングドレスにも使われている生地で、故人の肌の色を温かく感じさせてくれます。
帽子も深くかぶるターバン調のフォーマルな帽子なので、ドレスと合わせると上品な格調高い装いになります。
ご親族の方も喜ばれたそうで、ホントに良かったです。
レビューにも、ご記載いただき、その時の様子がわかります。
「人生を讃えるハレの衣装」として、ドレスをお作りしていますが、
お客様の 「お母様を送る気持ち」に ドレスが寄り添えたことをとてもうれしく、
このように感じたことをお知らせいただける事が、私の仕事への勇気につながります。
こちらにこそ、本当にありがとうございます。