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故人のことを 会葬者に話します

お通夜の時に渡された定型の会葬御礼のほかに 二つ折りのカードをもう一枚 渡されました。

この2枚目のカードには、妻の愛が溢れていました。

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お世話になっている先輩のご主人が ご逝去されました。

まずは お通夜に伺い、たくさんの参列者と共に焼香をさせていただきます。

泣きじゃくりながらも 会葬者一人一人と目を合わせてお礼を言っている先輩。

グッと胸が詰まります。

 

ご主人とは、お仕事でお会いしていました。それも15年以上前です。直接お会いしたのは10回に満たないと思います。

外資系の会社で 現役バリバリでお仕事をされていた方です。

その後、若いうちに退職されてからは、「何か病気がちな様子だわ」と、ふんわりと理解していました。

 

お焼香の後に渡された 会葬御礼の封筒とは別に、カードがもう一枚入っていました。

そこには、ご主人が大好きな仕事を病気のために離れた事、それから長い治療期間を楽しく過ごしている事、

また、さらなる病気が発症して お身体が困難になっていく事などが書かれていました。

先輩とは よくお会いしていたのに、ご主人のことは断片的にしか伺っておらず、このカードで近況を教えてもらったのです。

 

そして 結婚20周年の時に ヨーロッパに旅行に行かれたことが書かれており、楽しい思い出もたくさんあるご夫婦なのだわと思いました。

先輩のご主人への想いもしっかりと書かれており、帰りの電車でカードを読みながら、泣きじゃくっていた先輩のお顔が浮かびます。

 

定型の会葬御礼に添えられていた もう一枚のカードのおかげで、短い時間のお通夜でしたが 深く向き合えたように感じられました。

素敵なカードです。